バカボン・七条 新人異例の単独グッズ販売へ

[ 2011年8月23日 06:00 ]

練習でアップに励む七条

 バカボンがグッズになるのだ!ヤクルトがドラフト2位右腕・七条のオリジナルグッズを緊急発売する方針であることが22日、分かった。新人選手の単独グッズ発売は球団では異例。

 球団関係者は「新人では今まで荒木チーフ兼投手コーチと由規だけだと思う」と説明するが、いずれも入団前から話題だったドラフト1位選手。2位指名選手のグッズとなればさらに異例となる。シーズン終盤までに間に合わせる方向で、昭和の名作漫画「天才バカボン」の主人公・バカボン似の七条をグラウンド内外で一気に売り出す構えだ。

 ストラップ、Tシャツなどが検討される中、本家本元とのコラボも目指している。この日までに、作者の故赤塚不二夫さんの作品を管理する「フジオ・プロダクション」など関連2社と交渉を開始。これまで阪神など数球団で「天才バカボン」を主体としたコラボグッズが発売されているが、激似の選手がテーマになるのはこれまた異例のこと。実現すれば、バカボンのトレードマークである頬の渦巻きを生かしたデザインなども予想され、ユニークな作品となるのは間違いない。

 七条は24日の中日戦(神宮)登板に向け、神宮で調整練習を行った。17日の横浜戦(同)では2/3回で大量8失点KOを食らったが打線の爆発でドロー。プロ初登板以来の4連勝は継続中で、新人王も射程圏内だ。チーム、そして球団の期待も背に、球界のバカボンがペナントレースを盛り上げる。

続きを表示

2011年8月23日のニュース