中田激走ハム4連勝!再び打点リーグ単独トップ

[ 2011年8月22日 06:00 ]

<日・オ>3回1死二塁、暴投で二塁から激走する中田

パ・リーグ 日本ハム3-2オリックス

(8月21日 札幌D)
 打つだけじゃない!日本ハムの中田翔外野手(22)が21日のオリックス戦で足で決勝点をもぎ取った。同点の3回に二塁打で出塁すると、暴投で一気に二塁から生還した。広島から駆けつけた母・香織さん(47)が観戦する前で、初回には先制適時打。69打点として再びリーグ単独トップに立った。4連勝のチームは貯金26で、首位・ソフトバンクに2ゲーム差に接近。「走る4番」がチームをけん引する。
【試合結果】

 迷わず、スピードを緩めず、そして一気に三塁を蹴った。同点の3回1死二塁。フィガロのスライダーがワンバウンドし、高く跳ね上がったことで捕手・鈴木が後逸したボールを一瞬、見失った。中田はこれを見逃さなかった。

 「(三塁コーチの)真喜志さんが右腕を回したので、これはホームを取る。その一心で突っ込みました」。カバーに入ったフィガロを蹴散らすような鬼気迫るスライディングで本塁を陥れた。清水外野守備走塁コーチもうなった。「よく走ってくれた。打つ方だけじゃなく、集中しているからあそこでいける。勝利打点に等しいね」。これが決勝点。バットだけでなく、守備や走塁でもチームに貢献できることを証明してみせた。

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2011年8月22日のニュース