69年準V三沢のエース太田幸司氏 「いいチームだった」

[ 2011年8月20日 16:53 ]

 20日、兵庫県西宮市で行われた第93回全国高校野球選手権大会の決勝で、光星学院高(青森)は日大三高(西東京)に0―11で敗れ、東北勢として初の甲子園大会制覇を逃した。1969年夏に三沢高(青森)で準優勝している太田幸司氏(59)は「点差ほどの力の差はない。十分に戦える、いいチームだった」と健闘をたたえた。

 青森勢が決勝に進出したのは三沢高以来、42年ぶりになる。当時の三沢高は松山商高(愛媛)と延長18回引き分け再試合の末に敗退した。

 2日間にわたり計27回を一人で投げ抜いた太田氏は「あの時は、だれも青森勢が決勝まで来るとは思っていなかった。決勝でも伸び伸びやれた。(光星学院には)違うプレッシャーがあった。震災もあり、そろそろ東北に優勝を、というムードだった」。

 悲願の達成はならなかったが、東北勢に実力がついてきたことは実証できた。太田氏は「東北勢がちょくちょく決勝に顔を出すようになれば、きっと優勝できる」とエールを送った。

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2011年8月20日のニュース