大黒柱 吉永 修正で奏効 完封V プロスカウト陣の評価もアップ

[ 2011年8月20日 11:48 ]

光星学院との決勝戦に先発した日大三・吉永

第93回全国高校野球選手権 決勝 日大三11―0光星学院

(8月20日 甲子園)
 熱投764球。6試合すべてに登板した日大三・吉永が5安打完封で最高の投球をみせ、優勝を勝ち取った。140キロ台中盤の速球にスライダー、シンカーを巧みに織り交ぜる頭脳的な投球で、光星学院を寄せ付けなかった。

 「いつも打線に助けられているけど、きょうは完封で優勝できて嬉しい」とプロ注目右腕。準々決勝の習志野戦で4安打完封してから調子が上がり、準決勝も好リリーフ。2回戦の開星戦で15安打を浴び8点を失ったが、肘を高く上げてバックスイングをスムーズにすることで「リリースの時にいい感じで力が入る」と修正が功を奏した。大会後半の好投に、プロのスカウト陣の評価もさらに高くなった。

 「監督さんを甲子園で胴上げすると言う目標が達成できて良かった」。ホッとした笑顔を浮かべて、優勝を実感していた。

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2011年8月20日のニュース