明豊 10年ぶり三重殺で一矢報いた

[ 2011年8月16日 06:00 ]

<関西・明豊>6回無死一、二塁、渡辺は三ゴロを放ち一塁に駆け込むも三重殺となる

第93回全国高校野球選手権3回戦 明豊1―7関西

(8月15日 甲子園)
 明豊は九州勢最後のとりでを守ることはできなかったが、01年に松山商(愛媛)が智弁学園(奈良)を相手に記録して以来、10年ぶり大会史上7度目の三重殺を記録した。

 6回無死一、二塁で渡辺の打球を処理した三塁手の中島は「夢みたい。奇跡」と満面の笑みだ。ベースを踏んでから「理想に近いスロー」で二塁に送球した瞬間にビッグプレーの完成を予感したという。中島からの送球を受け、素早く一塁へ転送した二塁手の深田は「あんなプレー初めて。最後の舞台でああいうことができて幸せ」と、負けたチームの選手とは思えないほど喜んでいた。

 ▽三重殺 明豊が3回戦の関西戦の6回に記録。第83回大会の松山商以来で通算7度目。

続きを表示

2011年8月16日のニュース