プロ注目の智弁学園・青山 最速146キロ 変化球冴えて逆転呼び込む

[ 2011年8月15日 18:24 ]

智弁学園―横浜 9回裏、最終打者を三振に仕留め完投、ガッツポーズする智弁学園・青山

第93回全国高校野球選手権3回戦 智弁学園9-4横浜

(8月15日 甲子園)
 来年のドラフト上位候補に挙げられる智弁学園・青山は、立ち上がりこそ試合巧者・横浜に3点を奪われたが、中盤からは見事に立ち直った。先制点は四球で許した走者2人の重盗。2,3回も芯で捉えられた打球は多くないものの、確実に走者を進め、シャープに振りぬいてくる横浜打線に失点を許した。

 それでも140キロ中盤を叩き出す直球に、鋭く変化するカットボール、フォークボールを中心とした変化球が冴えた6回以降は追加点を許さず。3点差をひっくり返した9回には自らも2点適時打を放ち、その裏を走者こそ出したものの無失点に封じ込めた。最後の打者を見逃し三振に切ってとった直球はこの日最速の146キロ。最終回まで球威が衰えないスタミナも見せ付けた。

 青山は打っても3安打3打点。「やり返せないままでは終われなかった。本当にみんなに感謝。今までで一番いい試合だった」と語った。

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