伊志嶺 事前に守備位置を確認し迷いなくホームへ

[ 2011年8月15日 06:00 ]

<楽・ロ>初回1死二塁、井口の中前打で生還する伊志嶺

パ・リーグ ロッテ4-3楽天

(8月14日 Kスタ宮城)
 野球における走塁技術は盗塁数だけでは測れない。9日から1番に定着しているロッテ・伊志嶺は、初回に新人離れした好走塁を披露した。

 同じ新人の塩見から三塁内野安打を放ち、岡田の送りバントで二塁へ。続く井口は中堅方向にライナー性の打球を放った。アウトカウントは1つ。捕球される可能性を考えると、スタートを切るタイミングが難しい場面だが、中堅・聖沢がワンバウンドで捕球した際には本塁手前まで達していた。

 伊志嶺は「少し詰まった打球で方向が中堅の正面ではなく、やや左中間寄り。守備位置も確認していたので確実に落ちると思った」と瞬時の判断を振り返った。3試合連続1得点で3連敗中だったチームの初回得点は10試合ぶり。そのままリードを守り連敗を止めた。上川内野守備走塁コーチも「少しでも判断を迷ったらホームに帰ってこられなかった」と評した。

 今季5度目の猛打賞で打率・298。9回は四球を選び21個目の盗塁も決めた。新人での3割30盗塁も夢ではないが、数字に表れない部分でも非凡な才能を発揮している。

 ▼ロッテ・薮田(2点差の8回無死二、三塁で登板し、23セーブ目)準備はできていた。一人一人、一球一球に集中して投げた。

 ▼ロッテ・清田(5月4日以来の2号2ラン)感触が良かった。結果を残したいと思っていた。

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2011年8月15日のニュース