プロ注目投手対決は金沢・釜田に軍配!歳内は14K力投実らず…

[ 2011年8月12日 18:06 ]

10個の三振を奪って2失点完投した金沢先発の釜田

第93回全国高校野球選手権大会2回戦 金沢4―2聖光学院

(8月12日 甲子園)
 プロ注目の好投手同士の対決は、金沢(石川)の152キロ腕・釜田に軍配が上がった。8安打を浴びながらも10個の三振を奪って2失点完投。聖光学院(福島)のエース歳内も6者連続を含む毎回の14奪三振の力投を見せたが報われず、最後の夏で3回戦を前に敗退した。

 立ち上がりは予想通りの投手戦。3回までに歳内は6つの三振を奪い、釜田は無安打に抑えた。試合が動いたのは4回。聖光学院は2失策などで1死満塁とすると、チーム初安打となる5番福田の左前打で先制した。

 金沢は6回、先頭の田代が失策で出塁し、相手の送球エラーと盗塁で三塁へ。1番桜吉が右前へ同点適時打を放つと捕犠打でつなぎ、3番中村の中前適時打で勝ち越した。

 金沢は8回にも桜吉&中村の適時打で2点を追加。聖光学院はその裏に1点を返し、9回は2死満塁の逆転機を迎えたが、あと1本が出なかった。

 試合後、金沢の浅井監督は「チャレンジャーとして臨んだ試合だったが、最後は勝てて良かった。四回を1点でしのいだのが大きかった」と語った。

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2011年8月12日のニュース