リーチ 来日初勝利!大観衆に燃えG打線から9K

[ 2011年8月12日 06:00 ]

<横・巨>来日初勝利の横浜・リーチ(左)はサラ夫人から祝福のキスを受ける

セ・リーグ 横浜5-2巨人

(8月11日 横浜)
 横浜新外国人のリーチが来日初勝利を挙げた。8回を7安打2失点に抑え「低めに球を集めることもできた。大観衆でアドレナリンもでたよ」。最速145キロの直球に、1メートル96の長身から投じる大きなカーブで、2度目の対戦となった巨人の強力打線から9三振を奪った。リーチ一発、とはいかなかったが、3度目の先発で初白星を手にした。

 3月11日の東日本大震災後、サラ夫人(27)が妊娠中ということもあって不安を感じ米国に帰国。日本球界初の制限選手となり、7月8日に再来日した。ギターの弾き語りが得意な明るい好青年。球場から電車で横浜市内の自宅に帰宅するなど、日本に慣れようと努力している。スタンドで観戦したサラさんも「日本の応援スタイルは楽しいわ。夫も格好良かった」と笑顔で話した。「ファンを待たせたしチームに貢献したい」。遅れてきたリーチ。流局している暇はない。

 ▼横浜・尾花監督 リーチは修正できる頭がある。投げる能力が高い。彼とベテランの中から1人、若い中から1人と3人安定してくれればね。

 ▼横浜・吉田投手コーチ リーチはけん制も必死に練習してうまくなった。(6回に一塁の藤村をけん制死させ)あとは二塁けん制だけど、それもうまくやってくれるでしょう。

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2011年8月12日のニュース