イチロー　１０度目３０盗塁　「やっておかないと…」

レンジャーズ戦の１回、中前打で出塁後、二盗を決めるマリナーズのイチロー（５１）。二塁手キンスラー（５）、遊撃手アンドラス＝レンジャーズ・ボールパーク

　マリナーズのイチロー外野手は１０日、アーリントンでのレンジャーズ戦に「１番・指名打者」で臨み、１回に中前打で出塁して３０個目となる盗塁を決めた。３０盗塁を記録するのはメジャー１１年目で１０度目。連続試合安打は７に伸びた。打撃成績は４打数１安打だった。内容は中前打、投ゴロ、一ゴロ、四球、三ゴロで打率は２割６分８厘。試合はマリナーズが４―３で勝った。

　イチローが、プレーボール直後に３０個目の盗塁を決めた。中前打で連続試合安打を７としたリードオフマンは、次打者の２球目にスタートを切り、危なげないタイミングで二塁に滑り込んだ。

　３０盗塁をマークするのは大リーグ１１年目で１０度目。８月の終わりに左ふくらはぎを痛めた２００９年以外はクリアしている。今季は打撃の調子がなかなか上向かないままだが、スチールに関しては例年通りのペースだ。６月１５日にメジャー通算４００と日米通算６００盗塁を達成するなど、着実に数字を積み上げている。

　▼イチローの話　（３０盗塁は）やっておかないと（周りが）ごちゃごちゃうるさい。まあ、いいんじゃないですか。無理しないこと、（３０とは）そういう数字だと思いますけど。（共同）