“2冠男”帰ってくる!内海、4日阪神戦先発へ

[ 2011年8月2日 06:00 ]

ブルペンで変化球を交え30球投げ込む内海

 大黒柱が帰ってくる。左肩打撲で2軍調整中の巨人・内海が、4日の阪神戦(東京ドーム)に先発する見通しとなった。この日は川崎市のジャイアンツ球場で行われた練習に参加。「遅れた分、戻った時にしっかりチームを助けられるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 アクシデントに襲われたのは、7月24日の球宴第3戦(Kスタ宮城)だった。6回に楽天・嶋の打球が左肩を直撃。一夜明けても腫れが引かず、後半戦開幕前日の25日に出場選手登録を抹消された。エース左腕は「10日間で戻れるよう調整したい」と話していたが、その言葉通りに抹消期間明け最短での復帰となる。

 この日は7月30日に続く、故障後2度目のブルペン入り。変化球も交えて30球を投げ「全く不安はない」と全快をアピールした。今季の阪神戦は4月20日(甲子園)に中継ぎで白星を挙げたが、先発に限れば2試合で0勝1敗。左腕も「訳の分からない勝利だけですから」と納得していない。

 内海不在の先発陣は、7月中旬に守護神に配置転換されていた東野が先発再転向を強いられた。2年目右腕の小野も抜てきされたが、後半戦6試合で2勝2敗2分け。Aクラス入りどころか広島に抜かれ5位に転落した。そんな危機を救うべく10勝、防御率1・50とリーグ2冠男の復活。「前向きに考えれば、疲れもとれて万全な状態で後半戦に入れる」。選手会長として投手陣を、ナインを鼓舞する左腕が、低迷するチームのカンフル剤となる。

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2011年8月2日のニュース