「1番平田」ズバリ!オレ竜采配で再び追撃態勢へ

[ 2011年7月29日 06:00 ]

<神・中>6回2死二塁、荒木の左前打で二塁走者・平田が生還

セ・リーグ 中日2―0阪神

(7月28日 甲子園)
 崖っぷちの落合竜が踏みとどまった。中日は阪神・先発の岩田に前半は完全に沈黙。流れを変えたのはプロで初めて1番で起用された平田だった。6回2死から右中間にチーム初安打となる二塁打。続く荒木が左前にはじき返し均衡を破った。

 前日はミス続出の大敗で首位とのゲーム差も今季最大の9に開いた。この日さっそく動いた落合監督は2軍から3人を呼び寄せ堂上直を即スタメン起用。先制点の場面も平田の1番抜てきが当たった格好だ。

 「大敗のあとの1点差ゲームはよくあるパターン」と勝負を知り尽くす指揮官は、貴重な1点を守るために浅尾を7回1死一、二塁の場面で惜しまず投入。リリーフエースがこの回のピンチを切り抜けると、イニングをまたいだ8回も抑え、岩瀬に託した。

 前半戦最後の巨人戦(20日、新潟ハードオフ)でサヨナラ打を浴びていた守護神も、「間隔があいたのでリフレッシュできた」と球宴第1戦での先発登板を経て本来の姿に戻っていた。6日の阪神戦(ナゴヤドーム)以来の必勝リレー復活で今季14セーブをマーク。中日が、らしい勝ち方で再びヤクルト追撃態勢に入った。

 ▼中日・ソト(6回無失点で2勝目)しっかりストライクを投げろと(捕手の小田が)励ましてくれたから。彼のおかげだよ。(甲子園の)スタンドは黄色ばかりだったので無視してバッターに集中した。

 ▼中日・岩瀬(9回を抑え今季14セーブ目)間隔が空いたのでリフレッシュできた。

 ▼中日・荒木(6回に先制の左前打)ソトが頑張っているし、何としてでも(走者を)還したかった。

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2011年7月29日のニュース