仁志敏久氏 恩師のラストゲーム観戦「お疲れさまとは言わないかな」

[ 2011年7月28日 08:18 ]

87年、夏の選手権準々決勝・中京戦でランニングホームランを放ちナインに祝福される常総学院時代の仁志敏久氏(右から2人目は木内監督)

茨城大会準決勝 常総学院0-2藤代

(7月27日 水戸市民)
 スタンドには木内監督の教え子で元巨人、横浜の常総学院OB、仁志敏久氏(39)の姿があった。
【茨城大会結果 27日の結果 甲子園通算勝利監督ランキング】

 「お疲れさまとは言わないかな。もういいですよね、って感じです。たくさん勝ったし、たくさん負けた。ゆっくり休んでください」と恩師の最後のユニホーム姿を目に焼き付けた。

 仁志氏は入学後、すぐにレギュラーに抜てきされた。そして通算3度の甲子園出場。「驚いた。特別目立つわけじゃないのに、使ってくれた。理由は分からないけど、生みの親みたいなもんです」と当時を懐かしんだ。

 昨季限りで引退した仁志氏は今年何度か同校のグラウンドに駆けつけ、恩師と話をしたという。「今、自分が(野球について)講演していても木内さんの考えが基になっている。自分自身が生き写しになっている気がする」と多大な影響を受けた恩師にあらためて感謝を口にした。

 ▼日本ハム・金子誠(91~93年。春夏合わせて3度甲子園出場)また一人名将が…。茨城の一つの時代が終わったのかな。試合は速報で見ました。これからも、死ぬまでずっと常総を見てほしいと思います。ご苦労さまでした。

 ▼西武・大崎(07年卒OB)終わり方は悔しいですが、約60年近い月日を僕らの監督として指揮をとっていただき本当にありがとうございました。

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2011年7月28日のニュース