日本ハムド派手4000勝!18安打&13点

[ 2011年7月28日 06:00 ]

<日・オ>4回、満塁弾を放ち、喜びを爆発させるスケールズ

パ・リーグ 日本ハム13-5オリックス

(7月27日 帯広)
 年に1度の日本ハムの帯広シリーズを祝うように真っ昼間から花火が上がった。

 号砲は糸井だ。初回に右前へ運ぶと、打者12人の猛攻となった4回は、無死二塁から弾丸ライナーで右翼席へ。7日ロッテ戦(QVCマリン)以来の9号2ラン。打った本人が目を丸くしていた。「弾道が低かったので入るとは思わなかった」。球宴に3年連続で選出された天才打者らしい一撃だった。

 ショーの締めは今月1日に来日以降、愛きょうあるキャラクターからチームで「水戸黄門」の助さんならぬ「スケさん」と親しまれているスケールズだ。すでに5点差をつけた4回2死満塁から右中間へ4号グランドスラム。15日の西武戦(札幌ドーム)で満塁本塁打を放って以降、来日1年目の外国人選手ではパ初となる月間2発の荒稼ぎだ。「僕はホームラン打者ではないからこんな経験ないけど…。3Aで6月中旬に打ったのを含めれば1カ月半で3本も満塁ホーマーを打っているね」といたずらっぽくウインクした。

 糸井はこの回11人目の打者としても右前打し、今季7度目の猛打賞も達成。打率・328でリーグトップを奪い返した。

 18安打&13得点はともに今季チーム最多。今季リーグ最長の4時間13分のゲームを制し、史上7チーム目となる球団通算4000勝を飾った。「エッ!知らなかったよ。もっと喜べばよかった。節目の時に、チームの一員として勝ててうれしい」と梨田監督。ナイターでソフトバンクが敗れ、再び首位タイ浮上。きょう28日はソフトバンクの本拠地・福岡へ移動。ケッペル、武田勝、ダルビッシュの3本柱で、後半戦最初の天王山に臨む。

 ≪パ初!1年目助っ人月間2本満塁弾≫スケールズ(日)が15日西武戦に次いで自身2本目の満塁本塁打。月間2本の満塁弾は昨年6月の細川(西=現ソ)以来。外国人では昨年4月にラミレス(巨)がマークしているが来日1年目では66年6月ワード(中)、68年8月カークランド(神)、72年7月シピン(大洋)に次ぎ39年ぶり4人目。パではスケールズが初めてだ。

 ▼日本ハム・陽岱鋼(今季2度目の4安打。守備では大引の右飛をダイビングキャッチ)うれしい、それだけです。塁に出られるようにあさってからまた頑張ります。

 ▼日本ハム・ウルフ(5回7安打5四死球3失点も9勝目)踏み出した足がどんどん掘れてしまうマウンドで、適応するために腕の位置を変えたり工夫するゲームだった。

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