新井が移籍後初の満塁弾含む2発!2位・中日に0・5差

[ 2011年7月18日 06:00 ]

<横・神>8回、新井はこの日2本目となる移籍後初の満塁弾を放つ

セ・リーグ 阪神12-9横浜

(7月17日 横浜)
 大乱打戦に終止符を打ったのは、阪神・新井のバットだった。1点リードの8回1死満塁。牛田のフォークを左翼席へ運んだ。2打席連発となる9号グランドスラムは、広島時代の07年以来4年ぶりで、自身7本目。阪神移籍後は初の一打だった。

 「絶対に走者を還すと思って打席に入りました。ファンの皆さんが喜んでくれるのが分かったので、うれしかった」

 球場の空気が、雰囲気が渦巻くようにクルクルと変わった。4回まで6―0と楽勝ムード。しかし先発・能見、救援した榎田の乱調で6―7とまさかの逆転を許す。そんな嫌なムードの中、7回に先頭打者で同点ソロを放ったのも新井だった。「前の打席で走者を還すことができなくて、気合を入れ直していきました」。簡単に追い込まれたが、際どいコースを3度ファウルで逃げた。そして江尻の8球目のスライダーを気持ちで運んだ。開幕から4番に座ってきたが、不振のために7試合、6番に下がった。前日に4番に復帰し、この日は2発5打点の大暴れ。それでも「まだまだどんどん打っていきたい」と慢心はない。

 金本、藤井彰、関本にも一発が飛び出し、今季リーグ最多の5本塁打のアーチ競演。真弓監督も「逆転されて再逆転したのは初めてじゃないか」と驚く両軍合わせて31安打、今季両リーグ最長の4時間16分の激闘を制し、2位・中日と0・5差に肉薄した。18日からは敵地で広島戦。新井はかつての古巣相手に「3つ勝つつもりでいきます」と気勢を上げた。

 ▼阪神・金本(2回に2試合連発となる5号2ラン。通算1477打点とし、広島・山本浩二を抜いて歴代単独9位に浮上)打ったのは真っすぐかシュート。うれしい。

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2011年7月18日のニュース