中村独走26号も空砲…西武 4併殺で自力V消滅

[ 2011年7月17日 06:00 ]

<日・西>試合中、悔しそうな表情の渡辺監督(中央)

パ・リーグ 西武2-3日本ハム

(7月16日 札幌D)
 西武は69試合目で自力Vの可能性が消滅。今季5度目の5連敗で借金11となった渡辺監督は「計算上のこと。諦めることはない」と必死に前を向いた。

 初回無死一塁で原が送りバントを失敗。2点を追う7回無死一、二塁でも代打・佐藤が送りバントを失敗して結局1点止まり。計4併殺の拙攻で、2回に中村が左翼席上段に放った26号ソロも空砲となった。5連敗中は平均2得点で最下位から浮上のきっかけをつかめない指揮官は「現状の打線では進めるときに進めないとね」と嘆いた。西武となった79年から過去32年でAクラス27度の名門が苦しんでいる。

 ≪84年の61試合目に次ぐワースト記録≫西武が日本ハムに敗れたため、今季パでは楽天に続いて自力優勝の可能性が消滅した。チーム69試合目での自力V消滅は、西武ライオンズとなった79年以降では84年の61試合目に次ぎ2番目のスピードとなった。また借金11は07年10月2日以来。

 ▼西武・石井一(6回3失点で5敗目)打線がこういう状態だからこそ、失点は1点でも少なくしなければいけない。

 ▼西武・中島(低調な打線について)みんながチャンスで集中するしかない。(8回に自打球を当てた左足甲は)大事を取ってアイシングします。

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2011年7月17日のニュース