阪神が序盤に3発大量点!鄭凱文今季初勝利

[ 2011年7月16日 19:43 ]

3回阪神1死一、二塁、金本が右越えに3ランを放つ

セ・リーグ 阪神10―2横浜

(7月16日 横浜)
 阪神は一回、鳥谷の2ラン、金本の適時打で3点を挙げ、2回にはマートンのソロ、3回は金本の3ランなどで大量リードを奪った。今季初登板の鄭凱文は的を絞らせず、6回2/3を2失点で白星を挙げた。横浜は山本の乱調が響いた。
【試合結果】

 2試合連続で零敗だった阪神。だが、その嫌な雰囲気は一気に吹き飛んだ。不振で4番から外れていた新井貴を8試合ぶりに戻し、マートンを1番に。打線組み替えが的中し、16安打10得点で快勝。真弓監督は「たまった分が爆発した」と声を弾ませた。

 阪神の鳥谷が重苦しい雰囲気を一掃する先制の3号2ランを放った。

 2戦連続で零敗を喫するなど調子を落としていた打線の中で、鳥谷自身も4試合で14打数1安打と低迷。だが、この日は1回1死一塁で、山本の甘い球を強振すると、打球は右翼席上段へ。「とにかく早い回で点を入れて雰囲気を上げていきたかったので良かった」とチーム19イニングぶりの得点に満足げだった。

 2回にはマートン、3回には金本も本塁打を放ち3回までに8点を奪い、今季初先発の鄭凱文を援護した。

 4回、横浜は1死一、二塁から村田の中前適時打で1点を返し、7回には1死満塁から代打・中村紀の三ゴロの間にスレッジが生還し2点目を入れた。

 だが阪神の8回、2死一、三塁から新井、ブラゼルの連打で2点を加え、再び点差を8に広げた。

 16安打を放った阪神は連敗を止めて2位中日に1・5ゲーム差に詰め寄った。球宴まで残りは4試合で、借金は3。前半戦で完済するには負けられない試合が続く。指揮官は「この勢いでいきたいね。四つ」と語気を強めて言った。

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