8年目のプロ初完投!西村が巨人救った ヤクルト戦連敗で止めた

[ 2011年7月16日 17:10 ]

プロ初完投勝利を挙げた巨人・西村

セ・リーグ 巨人6―3ヤクルト

(7月16日 東京D)
 プロ野球、巨人―ヤクルト13回戦は16日、東京ドームで行われ、巨人が6―3で勝ち、ヤクルト戦の連敗を8でストップした。先発の西村は首位ヤクルト打線を相手に9回で5安打3失点。139球を投げ切ってプロ初完投勝利を挙げた8年目右腕は「9回はしんどかったが、ファンの声援で投げ切ることができた」と喜びを語った。

 「低めを意識して投げた」という西村は、5回までヤクルト打線を無安打に抑える快投。6回には2死満塁から4番畠山に中前適時打を浴びて2点を失い、9回にも2死から連続安打で1点を許したが、最後は決め球のシュートで藤本を二ゴロに仕留めて、チームを勝利に導いた。

 前夜は打線がつながらず、54年ぶりのヤクルト戦8連敗を喫した巨人だが、この日は序盤にヤクルト先発の山本斉を攻略。2回、先頭の大村がフェンス直撃の左二塁打で出塁すると、この日阿部に代わってスタメンマスクをかぶった鶴岡が三遊間を破る左前適時打を放ち、1点を先制した。

 3回には中前打の高橋由を一塁に置き、長野が山本斉のシュートを完ぺきに捉えて左中間への11号2ラン。4番に座って以来3試合目で飛び出した一発で2点を加えると、続く大村、フィールズも連続安打。2死一、二塁から藤村も中前打を放ち、4―0とリードを広げた。

 巨人の勢いは止まらない。4回2死から高橋由がフェンス直撃の右二塁打で出ると、ヤクルト2番手・松井光の暴投と四球で一、三塁とし、長野、大村が連続タイムリー。前夜のうっ憤を晴らすかのように、4回までに12安打で6点を奪った。

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2011年7月16日のニュース