佐野日大のエース中村元 シード校を4安打完封!

[ 2011年7月16日 06:00 ]

<佐野日大・矢板中央>佐野日大のエース・中村元は公式戦初完封

栃木大会2回戦 佐野日大6-0矢板中央

(栃木市総合運動公園)
 佐野日大がシード校の矢板中央を撃破。4安打完封のエース・中村元は「公式戦完封は初めて。春の負けは意識せずに、自分のできることだけを考えた」と胸を張った。

 今春県大会1回戦で敗れている矢板中央相手に、自己最速139キロの直球、スライダーなどを低めに集めて打ち取った。打線も負けていない。最速144キロのプロ注目右腕、福田龍から初回に4安打を集中して3点先制。その後も効果的に追加点を奪って完勝した。

 巨人の黄金ルーキー沢村は同校では控え投手だったが、中大に進学してから才能が開花した。昨春、沢村が同校で練習したときのキャッチボールを見た中村元は「凄い球だった。尊敬する投手です」と振り返る。沢村も指導した松本弘司監督は「選手たちはテレビや新聞を見て励みとしている」と沢村効果を強調する。寮では、沢村が投げる試合は全員がテレビを見て声援を送るなど、先輩が奮闘する姿は練習の活力となっている。2年連続の甲子園へ。今度は自分たちの活躍で大先輩に勇気を与える。

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2011年7月16日のニュース