清水 7回無失点で今季初勝利!「全部勝つ」

[ 2011年7月16日 06:00 ]

<横・神>ヒーローインタビューを終え、ファンと笑顔で触れ合う横浜・清水

セ・リーグ 横浜4-0阪神

(7月15日 横浜)
 横浜の清水は今季初勝利にも浮かれることはなかった。勝つために戻ってきたからだ。

 「勝負勘だけは失わないようにしていました。こういう投球ができると見せたかった。しんどい場面もあったけどね」

 7回を5安打無失点。最速144キロの直球に低めへ集めたスプリット、スライダーなどの変化球で阪神打線を抑え込んだ。5回2死一、二塁では平野を二ゴロ、6回1死二塁ではマートンを三ゴロ、ブラゼルを一ゴロと、低めへ制球してゴロを打たせて切り抜けた。

 宜野湾キャンプで持病の左膝痛を再発。4月21日の広島戦(横浜)で右肩を痛めて2軍調整が続いた。6月28日の中日戦(横浜)で1軍練習に参加したが、尾花監督、吉田投手コーチの指示は「勝てるようになって戻れ」だった。同30日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(横須賀)で今季最長の8回を2失点と必死の猛アピール。ようやく首脳陣から昇格へのゴーサインをもらった。

 「全部勝つ気で戻ってきたし、腹くくって根性入れて投げます」。清水、三浦、大家。横浜ビッグ3がそろえば、このチームは戦える。

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2011年7月16日のニュース