最後に意地の本塁打!「相双連合」の短かった夏終わる 

[ 2011年7月14日 16:37 ]

 第93回全国高校野球選手権大会福島大会は14日、福島県内各地で1回戦を行い、福島第1原発事故の影響で転校などが相次ぎ、部員不足に陥った双葉翔陽高、富岡高、相馬農高の3校による「相双連合」は喜多方高に1―8の七回コールドゲームで敗れた。

 試合は福島県会津坂下町の鶴沼球場で実施。炎天下の中、相双連合ナインは懸命にプレーし、七回裏には富岡高からただ一人参加した4番の中村公平選手(18)が本塁打を放ったが、及ばなかった。球場には原発事故の影響で他県に転校を余儀なくされた双葉翔陽高の前主将や元マネジャーも観戦に訪れ、声援を送った。

 試合前には、原発事故以来、4カ月ぶりの再会を果たし、涙を流して喜び合う女子生徒の姿も見られた。

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2011年7月14日のニュース