マネジャーの長女・咲希さん「苦しみがみんなの力に」

[ 2011年7月14日 06:00 ]

<森・中津北>試合終了とともに泣いて喜ぶ、重光監督の長女・咲希さん

大分大会1回戦 森2―1中津北

(7月13日 新大分)
 森高・重光前監督の遺族はスタンドで勝利を見届けた。長女で野球部マネジャーの咲希さん(3年)は、親指に包帯を巻いた左手で控え部員とともに最前列でメガホンを打ち鳴らし、妻の和佳枝さん(43)は咲希さんの4人の弟妹と並んで祈りながら戦況を見つめた。

 選手同様に父を「監督」と呼んで支えてきた咲希さんは勝利の瞬間、歓喜に泣き崩れ「重光監督を亡くした苦しみがみんなの力になった」。和佳枝さんは「この1勝は何物にも替え難く、主人も“よくやった”と選手に声を掛けていると思う。これからも家族も一緒に戦います」と学校を通じてコメントした。

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2011年7月14日のニュース