ハラデー→リー豪華リレーでWシリーズ本拠開幕権

[ 2011年7月14日 06:00 ]

先発し、2回を無失点に抑えたハラデー

MLB球宴 ナ・リーグ5―1ア・リーグ

(7月12日 フェニックス)
 ナ・リーグを率いたジャイアンツのブルース・ボウチー監督は、ミーティングでゲキを飛ばした。「勝利のために戦ってくれ」。03年から勝利チームにはワールドシリーズ開幕権が与えられるようになった。昨季世界一となり、その重みを知る指揮官は「本拠地開幕は本当に有利だ。よくやった」と笑顔で語った。

 ブルージェイズ時代の09年と合わせ、史上4人目の両リーグ先発を果たしたハラデーは、所属のフィリーズ首脳から事前に先発回避の要望を受けたが、後半戦の登板日をずらしてまで球宴にかけた。2回を完璧に抑え「先に点を与えたくなかった」。3回からは同僚のリーが登板し、サイ・ヤング賞コンビの豪華なリレーが実現。10投手でア・リーグの強力打線を1点に封じ込んだ。

 両リーグ最多13勝のサバシア(ヤンキース)ら球宴選出4投手が前半戦最終戦に投げ出場できなかったア・リーグ。意識の差が結果に表れた。

 ▼ア・リーグのロン・ワシントン監督 相手の投手が素晴らしかった。先制した直後に流れを渡してしまった。

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