本塁打競争で初優勝 カノ「うまく投げてくれた父のおかげ」

[ 2011年7月12日 12:42 ]

本塁打競争で初優勝し大喜びするヤンキースのカノ

 米大リーグ、オールスター戦前日の恒例イベント、本塁打競争が11日、フェニックスのチェース・フィールドで行われ、ヤンキースの二塁手カノが初優勝した。ア、ナ両リーグから4人ずつが参加。本塁打以外をアウトとし、10アウトになるまでの本塁打数を競った。今季前半戦で15本塁打を記録したカノは、1回戦は8本、準決勝は12本で、決勝では4アウトを残して12本をマークし、11本のゴンザレス(レッドソックス)を下した。今季からはリーグ別の合計数でも争い、オルティス(レッドソックス)が主将を務めたアが計76本で勝利。フィルダー(ブルワーズ)が主将のナは19本だった。

 カノは決勝で優勝を決めるアーチを右中間に架けると、両手を上げて歓喜。投手を務めた父ホセさんに飛び付いて喜びを分かち合い「うまく投げてくれた父のおかげだよ」と声を震わせた。

 2005年にデビューして二塁に定着し、09年には松井とともにワールドシリーズ制覇に貢献した。これまで打率3割以上を4度記録し、昨季まで2年連続で200安打をクリア。28歳は今季も前半戦で打率2割9分6厘、15本塁打、57打点と、成長著しい。(共同)

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