中島への死球でもみ合い!渡辺監督「食うか食われるかの勝負」

[ 2011年7月11日 22:28 ]

6回、死球を受け怒る西武・中島(左から2人目)。右端はオリックス・岡田監督

パ・リーグ 西武9-1オリックス

(7月11日 西武D)
 最下位という順位は変わらないが、西武に浮上の兆しが見えてきた。8日から始まった13連戦の最初のカードで、3位のオリックスに3勝1敗と勝ち越し。5月下旬以来となる3連勝を飾った。

 交流戦後から目まぐるしく入れ替えてきた打線を、ここ3日間は固定している。渡辺監督が「今やるべきことがしっかりできている」と言う攻撃陣が、1回からつながり、この回5点。一気に主導権を握った。

 終わってみれば13安打9得点の大勝。ただ、余裕の展開にもかかわらず、指揮官の表情は険しい。6回、中島が左腕付近への死球に怒りをあらわにすると、両軍のもみ合いが続いた。「食うか食われるかの勝負をしているんだから」。1勝に対する気持ちの強さゆえか、乱闘騒ぎに顔は紅潮したままだった。

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2011年7月11日のニュース