フェル、おかわりアベック弾 6連敗でストップ

[ 2011年7月9日 17:44 ]

お立ち台でポーズをとる西武のフェルナンデス(左)と中村

パ・リーグ 西武7-4オリックス

(7月9日 西武D)
 西武が連敗を6で止めた。2―2の5回、フェルナンデスが勝ち越しの10号3ラン。7回には中村が23号2ランを放ち、突き放した。中村は「一発狙っていた」とニヤリ。リーグトップを独走する主砲の23号2ランが、6連敗中のチームに勝利を呼び込んだ。

  この日から西鉄時代のユニホームを着用して臨んだ。試合前のセレモニーには野武士軍団と呼ばれ、西鉄の黄金期を築いた中西太、豊田泰光の両氏が参加していた。大先輩の前で打線が奮起し、何とか連敗のトンネルからは抜け出した。

 まだ最下位に沈んだままだが、浮上を期す渡辺監督は8日から始まった13連戦を前半戦のヤマ場とみている。久々の勝利に手応えをつかんだのか「野武士の魂を注入してもらった」と好転の兆しを感じ取っていた。

 涌井が6回途中4失点で5勝目。オリックスは投手陣が踏ん張り切れず、反撃も継投にかわされた。

 ▽フェルナンデス(勝ち越し10号3ランなど4安打4打点)「ここ数試合結果が出ていなかった。打点を稼がないといけない」

 ▽西武・小野投手コーチ(涌井に)「きょうの勝ちで流れをつくれると思う」

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