来日初の4番!マートン つなぐ意識で決勝打

[ 2011年7月8日 06:00 ]

<中・神>11回、無死二塁、マートンは右前打

セ・リーグ 阪神3-1中日

(7月7日 ナゴヤD)
 来日初の4番に座った阪神・マートンが試合を決めた。0―0で迎えた延長11回無死二塁。守護神・岩瀬の初球の直球を右前へはじき返した。

 本塁への返球を捕手の小田がそらす間に、二塁走者の鳥谷が一気に生還。相手の失策も絡み、連敗を2で止める決勝点が刻まれた。

 「アウトになっても走者を三塁に進めようと思った」。不動の1番打者だった男らしく、進塁打を念頭に置く右方向へのつなぐ意識が白星につながった。新井が6番に降格。阪神で外国人が4番に座るのは03年9月16日広島戦(甲子園)のアリアス以来8年ぶりだ。2回の安打とのマルチ安打で、今季80安打にリーグ一番乗り。開幕当初は打率1割台に低迷したが、年間安打ペースも188本に上げ2年連続200安打にも前進している。

 「思い切ったことをやってもらいたい。なかなか4番にいたら変えられないから」と新井降格の理由を語った真弓監督。16打席連続無安打の新井の復調が待たれるが、何よりも頼れる助っ人の存在感が際立った。

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2011年7月8日のニュース