小池「マジで奇跡です」満塁弾で逆転!!中日3連勝

[ 2011年7月6日 20:22 ]

6回中日1死満塁、小池が左中間に逆転満塁本塁打を放つ

セ・リーグ 中日5―3阪神

(7月6日 ナゴヤD)
 中日が逆転勝ち。0―3の6回、2安打と四球で満塁から和田の押し出し四球で1点を返し、さらに1死満塁で小池が左中間に4号本塁打を放った。2番手小林正が今季初勝利。阪神は2点を追う7回、2死満塁の好機をつぶした。
【試合結果】

 中日は6日、ナゴヤドームで阪神と対戦。前日サヨナラ勝ちし2連勝の中日の先発はネルソン。阪神は鶴。

 先手は阪神。5回、ブラゼル、関本の安打などで築いた2死満塁でマートンが中前打を放った。4回までチームは無安打に抑えられていたが、ブラゼル、関本が連打し、2死後に投手の鶴が四球を選んでつくった好機。マートンは「早く鶴に点を取ってあげたかった。その一心です」と振り返った。

 さらに6回には1死一、三塁でブラゼルの中犠飛、中日の守備の乱れやネルソンの悪送球で3-0とした。

 しかし中日はその裏、大島、岩崎達の連打に森野、和田が連続四球を選び1点を返す。ここで阪神は鶴に代え福原をマウンドに。1死後、小池が左翼へ4号満塁弾を放ち、中日が5-3と逆転に成功した。小池は「みんながつないでくれた。最高の一周ができた」と喜んだ。小池にとって、横浜時代の2006年6月以来で3本目の満塁弾。今季の背番号44は印象の強い一発が多い。5月28日に1軍登録され、翌日の試合の初打席でいきなり本塁打した。交流戦の最後、6月19日のオリックス戦では代打サヨナラ本塁打を放ち、そしてこの日はグランドスラムだ。小池は「感触は良かった。自分はホームランバッターではないので、マジで奇跡です。自分でも信じられない」と満面の笑みだった。

 この日はドアラのバック転も、何とか成功。8回は浅尾、9回は岩瀬が締め、中日は3連勝。2番手小林正が今季初勝利を挙げた。先発のネルソンが突如崩れた「自滅パターン」(落合監督)を立て直す強さが、いまの中日にはある。

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