ルーキー中村恭に“洗礼”1回0/3で5失点KO

[ 2011年7月4日 06:00 ]

<広・ヤ>2回途中5失点で降板する中村恭

セ・リーグ 広島3―7ヤクルト

(7月3日 マツダ)
 ルーキーがプロの厳しい洗礼を浴びた。広島は先発を託したドラフト2位・中村恭が2回途中でKOされ、チーム30敗目を喫した。

 プロ2試合目に臨んだ左腕は初回、先頭の青木に三塁打を浴びるなど1失点して動揺。2回には無死満塁から投手の増渕にストレートの押し出し四球という失態を犯し、結局1アウトも奪えないまま降板に追い込まれた。荒れ球気味の速球が最大の武器だったはずが、この日は腕を振り切れず140キロ前後をマークするのがやっと。 「自分のピッチングができなかったことが悔しいです。納得のいく球を、1球を投げれませんでした」。ベンチでは目もうつろに青ざめるなど、本来の力を出せなかった。

 2日のカード2戦目も逆転勝利を飾ったものの、2軍から再昇格した篠田が3回途中でKOされた。野村監督は本当の自信をつかめ切れない若ゴイたちに苦言を呈した。「まずは自分に勝たないと。皆、そうやって戦ってきた。何くそと思ってやらないといけない」。今は1敗の悔しさをバネに前に進むしかない。  

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2011年7月4日のニュース