永井右肩痛…相次ぐ離脱に星野監督「俺が投げるか」

[ 2011年7月4日 06:00 ]

<楽・ロ>右肩痛を訴えた永井は星野監督の横を通って降板する

パ・リーグ 楽天5―1ロッテ

(7月3日 Kスタ宮城)
 楽天は、最下位脱出も喜んでいられない。2回無死で福浦から空振り三振を奪った直後、先発の永井が右肩に痛みを訴えて降板。「初回から違和感があった」という右腕は、試合後に仙台市内の病院で検査を受け、右肩棘下(きょっか)の炎症と診断された。

 登録は抹消されないが、次回登板は回避。熊原コンディショニング・ディレクターは「疲労が原因と考えていい。中5日の登板で回復できなかった」と説明した。これで先発投手の故障者は3人目。開幕ローテーション6人のうち、その座を守っているのは田中1人という異常事態。2年連続2桁勝利の永井だが、実際は右肘に痛みを感じながらの登板が続いていた。最近6試合で4度目の中5日先発が、勤続疲労に追い打ちをかけた。

 今季は統一球が導入され、多くの投手が「球が重くて腕に疲れが残る」と口にする。東日本大震災後の心身のダメージも抜けないまま、過密日程を消化していることも影響した。星野監督は「ローテーション3人目のリタイアか。俺が投げるか」と頭を抱えたが、起用法の再考を強いられそうだ。

 ▼楽天・川岸(緊急登板で今季初勝利)以前に同じような状況があったので、その時の反省を踏まえて落ち着いて投げることができた。

 ▼楽天・松井稼(2安打1打点)僕は何もしてませんよ。勝利に導いたのは他の選手です。

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2011年7月4日のニュース