巨人 早期完済へ決断!「10点打線」固定で反攻

[ 2011年6月24日 06:00 ]

バットを手に練習を見守る原監督

 10点打線で早期借金返済だ!巨人・原監督は、交流戦最終戦となった19日の西武戦(東京ドーム)で今季初の2桁得点した打順の固定を明言。リーグ再開後のスタートダッシュへ自信を見せた。

 敵地・甲子園での練習を終えた指揮官は、小笠原を6番に据えたオーダーでのリーグ再開を「そういうふうになると考えてもらっていい」と断言。さらに「ベストメンバーが組めない状況でこれまで来たので、そういう意味ではいいスタートが切れるということ」と、期待を口にした。ここまで144得点、チーム打率・231は、いずれもリーグ5位と、打線の不振がチーム低迷の最大の要因だった。だが、19日の西武戦は1番に戻った坂本と新3番の阿部がそろって2ランを放つなど14安打で10得点をマーク。その「10点打線」で巻き返しを図る。

 現在、50試合を消化し借金4で、首位ヤクルトとは5ゲーム差の3位。球宴までの約1カ月で8カード24試合が組まれており2勝1敗ペースならば16勝8敗で、貯金は4となる。だが指揮官は「2勝1敗?そういうことではなく、一戦一戦ということ」とそれを上回る一戦必勝態勢での早期借金返済と貯金作りへ意気込んだ。今季、阪神戦で打率・429をマークし5番に座る長野が「甲子園で阪神に勝てば波に乗れる」と言えば、この日、原監督に直接打撃指導された坂本も「一度、ゼロにリセットしてまたやっていくだけ」と気合を見せた。

 初戦の相手は09年から8連敗中の左腕・能見。「能見はタイガースのエースだし、しっかりと戦いたいと思う」。原監督が「10点打線」を引っ提げて天敵撃破からの反攻を目指す。

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2011年6月24日のニュース