まさかの登板…上原「怒り」の3者連続三振!

[ 2011年6月24日 06:00 ]

<オリオールズ・パイレーツ>8回に登板し、1回を無安打無失点、3者連続で空振り三振を奪ったオリオールズ・上原

交流戦 オリオールズ4―5パイレーツ

(6月22日 ピッツバーグ)
 オリオールズの上原が22日(日本時間23日)、パイレーツ戦の8回に登板。3番からの好打順を3者連続三振に抑える好投も、試合後のクラブハウスで右腕の口からは意外な言葉が漏れてきた。

 「怒りの投球です。ブルペンとベンチの意思疎通ができていなくて、正直準備していなかった」

 8回表にウオーミングアップ開始も、ベンチからは「いつでも投げられるように」と中途半端な指示。自軍攻撃が投手まで回らなかったため続投と思い込んでいたが、突然登板を命じられた。

 普段は15球程度で肩をつくる右腕も準備不足は明らかだったが、気迫を前面に押し出して最速90マイル(約145キロ)の直球とフォークを駆使。マカチェン、ウォーカー、代打オーバーベイから空振り三振を奪った。最後は「結果が全て」と締めくくって36歳ベテランのプライドをのぞかせた。

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2011年6月24日のニュース