現指揮官5人が!?落合監督はベスト盤も発売

[ 2011年6月14日 15:21 ]

落合博満「サムライ街道」(86年 EMIミュージックジャパン)

 巨人・原監督だけでなく、現在の12球団の指揮官のうち楽天・星野監督、中日・落合監督、オリックス・岡田監督、阪神・真弓監督と、5人が現役時代にレコードを出している。落合監督はベスト盤も出しており、両A面で発売された「サムライ街道」&「そんなふたりのラブソング」(信子夫人とのデュエット)のデビュー曲は約5万5000枚を売り上げた。当時は力士ら他のスポーツ選手もレコードを出しており、増位山の「そんな女のひとりごと」(77年)は約54万5000枚の大ヒットに(オリコン調べ)。騎手の増沢末夫の「さらばハイセイコー」(75年)は約27万7000枚、女子プロレス・ビューティペアの「かけめぐる青春」(76年)は約17枚4000枚だった。

 ▼中日・落合監督 オフに四谷でふぐを食べている時に、隣の客が「ひれ酒はどうやって飲むんだ?」と話していたから、こうやって…と教えてあげたのがきっかけだった。それがたまたま音楽業界の方で「レコード出す気はないですか」と。その場で作詞家、作曲家まで全部決まって、発売まで3週間。過去に例のない早さだったそうだよ。レコーディングもジャケット撮影も1日で済ませた。それから10年間ぐらい、1枚ずつレコードを出したな。あの時ふぐを食べていなかったら、レコードを出すことはなかっただろうな。

 ▼落合信子夫人 落合の歌声を聴いたこともないのにレコードを出すことが決まったのよ。でも、私は何度か聴いたことがあったから勧めたの。三波春夫さんのような抜群の高音が出たのよ。それとね、「そんなふたりのラブソング」を大阪のテレビ局で歌った放送を私の母がたまたま見ていて、「肩で息をしている。妊娠したんじゃないかって」電話がかかってきたの。まさかと思ったんだけど、急いで病院で検査してもらったら妊娠していたの。それが福嗣。だから凄く思い出に残っている歌なの。

 ▼楽天・星野監督 あの歌で日本レコード大賞を獲って、紅白歌合戦にも出たんじゃないかな(笑い)。まあシャレで出しただけや。レコーディングは確か3、4回で終わったかな。(後世に)残したくないからカラオケの曲で使わせなかった。廃盤?それが今でも刷ってるんだよな。

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