突き放すイチロー 3試合連続マルチも「勝手にやっといて」

[ 2011年6月14日 14:15 ]

エンゼルス戦の1回、中前打で出塁し、ケネディの二塁打で三塁を回るマリナーズのイチロー

 マリナーズのイチローは13日、シアトルでのエンゼルス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数2安打だった。内容は中前打、空振り三振、三前バント安打、二ゴロで3試合連続複数安打で打率は2割6分2厘となった。チームは3―6で敗れた。

 イチローは一回にセンター前へ鋭いライナーを放つと、五回には三塁手の隙を突いてバント安打。2度の出塁後は、ともに二塁へ鮮やかな盗塁も成功させた。この2盗塁でメジャー通算400盗塁にあと1とし、日米通算でも600個目にあと2と迫った。

 休養明けからは3試合連続で2安打をマーク。数字の上では状態が上向いてきたように見える。それでもイチロー自身は試合後に報道陣の質問に乗ってくることは、ほとんどなかった。足を使った攻撃に自分らしさが出ていたのでは、と振られても「勝手にやっといて」と短く突き放すように言う。(共同)

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2011年6月14日のニュース