左肩痛、暴行騒動…雄星 1年目は「誰にも話せない悩みがあった」

[ 2011年6月13日 09:09 ]

交流戦 西武11―5阪神

(6月12日 西武D)
 プロ初登板で2回1/3を投げて6安打4失点。結果には満足できない。それでも西武・菊池は試合後、涙を浮かべて「報われた」と3万3919人の観衆の声援に感謝した。

 「去年は野球をやっていなければどれだけ楽だったんだろうとか、考えました」。09年ドラフトで6球団が競合した末にプロ入り。だが、昨年は左肩を痛め、5月以降実戦から離れた。大久保前2軍打撃コーチとの暴行騒動もあった。「誰にも話せない悩みがあった。いろいろなことを言われたり書かれたりしました」。野球に集中できる環境ではなかった。心機一転、今季から登録名も「雄星」から「菊池」に変えた。

 さまざまな苦悩を乗り越えて、本拠地で刻んだプロ第一歩。菊池は涙をぬぐい、最後には「びっくりするくらいの投手になって、また西武ドームで投げたい」と胸を張った。

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2011年6月13日のニュース