伏兵・藤本千金V打!ヤクルト ソフトB止めた!

[ 2011年6月13日 06:00 ]

<ソ・ヤ>7回、右中間適時三塁打を放つヤクルトの藤本

交流戦 ヤクルト3-1ソフトバンク

(6月13日 ヤフーD)
 ヤクルトは開幕2軍スタートだった伏兵の一打で長いトンネルを抜けた。0―0の7回。1死二塁で藤本は内角寄りの甘い直球を見逃さなかった。

 相手先発の摂津が思わず振り返った鋭い当たりは先制右中間三塁打。チームでは6日の楽天戦(神宮)以来40イニングぶりの適時打となり、ソフトバンクに交流戦2つ目の黒星をつけた。

 「走者を還すことに集中した。打った瞬間は抜けてくれと」。1ボール2ストライクから2度ファウルで逃れ、6球目を叩いた。09年オフに阪神からFA移籍も、昨季は7月16日阪神戦(神宮)で1試合3失策を犯して2軍落ち。復帰戦の8月27日阪神戦(同)で持病の腰痛が悪化して手術を受けるなど不運続きだった。今年はプロ11年目で初めて打撃フォームの大幅改造に着手。阪神・金本からの「バッターの基本は一緒」という教えを胸に、上げていた右足をすり足に変えた。故障した川端に代わる遊撃の座を森岡と争う中、2安打とアピールした。

 チームは連敗を2で止め、交流戦首位のソフトバンクから今季初勝利。小川監督は「いいところで打ってくれた」とねぎらった。

 ▼ヤクルト・宮本(いずれも得点に絡む二塁打2本)状態は普通に戻ってきた。5月は(打率が)2割台だったので普通が何より。

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2011年6月13日のニュース