斎藤 徹底内角攻め!5回3失点も「いい感じ」

[ 2011年6月13日 06:00 ]

イースタン・ロッテ戦の初回2死二塁、サブロー(手前)と対戦する斎藤

イースタン・リーグ 日本ハム5―6ロッテ

(6月12日 鎌ヶ谷)
 左脇腹を痛めて2軍調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手(23)が12日、イースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)に故障後、2度目の先発。5回84球で、8安打3失点ながら徹底した内角攻めを見せ、1軍復帰に向けた実戦モードに突入した。

 初回2死一塁。4番サブローを迎えると、集中力が増した。3球目に二盗を許したが、4球目に内角ツーシームで遊ゴロに。そのサブローに4回、内角を狙ったツーシームが真ん中に入って被弾。それでも5回の対決では、またもツーシームで内角を攻めて遊飛に打ち取った。

 「いい感じに戻ってきた。打たれても気にしてません。今は1軍にいた時と変わらない投球ができてます」。サブローへの攻撃的な投球は1軍復帰を見据えたもの。前回4日の同・横浜戦(同)で144キロを計測した直球の最速は141キロ止まりだったが、同じ速球系の変化球の切れは良かった。右打者にツーシーム、左打者にもカットで内角を攻め込む投球に島崎2軍投手コーチは「打者を攻める気持ちがあった。合格点」と評価した。

 5回には球威が落ちて3長短打で2点を失った。次回22日の巨人戦(鎌ケ谷)は、最終チェックのため1軍バッテリーコーチ兼任の中嶋とコンビを組む予定で100~110球をメドにラスト調整する。順調なら29日ロッテ戦(札幌ドーム)で1軍復帰登板を迎える斎藤は「1軍に上がって、しっかり結果を残せるような投球をしたい」と気合を入れた。

 ▼日本ハム・吉井投手コーチ きょうは調整。でも100球程度投げる次の登板は本番を見据えた投球になる。

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2011年6月13日のニュース