1年生5番・木森が救った!9回満塁で同点打

[ 2011年6月11日 06:00 ]

<富士大・九州共立大>九州共立大は逆転で勝利し最後を抑えた大瀬良(左から2人目)にかけよるナイン

全日本大学野球選手権大会  九州共立大7―5 富士大

(6月10日 神宮)
 九州共立大の1年生5番・木森が救った。2点を追う9回1死満塁から同点の右前打。続く宮平の勝ち越し犠飛につなげた。

 木森は「めちゃくちゃうれしい。1年生でこんな経験をさせてもらって感謝しています」と声を弾ませた。守りで流れを引き寄せたのも下級生だった。前日の同大戦(東京ドーム)で10奪三振で完封した2年生右腕・大瀬良が4回無失点の好救援。8年ぶり5度目の4強入りを果たし、仲里清監督は「信じられない。うちはイワシの集団。大群にならないと大きな魚に太刀打ちできない。最後まで諦めずにやってくれた」とナインを称えた。

 <富士大 川満攻略も…東北勢姿消す>初回に天願が先制の満塁弾を放つなど大会屈指の左腕・川満を攻略し、投手陣も粘りに粘ったが、2年ぶりの4強進出を目前にした9回に逆転を許した。これで東北勢は全て敗退。東日本大震災発生から3カ月となる11日を前に敗退した青木久典監督は「一つでも多く勝って元気、夢、希望を提供したかった。選手は精いっぱいやりましたけど、東北の皆さまに申し訳ないですね」と無念の表情だった。

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