肘手術経験の大塚が松坂にエール「絶対に良くなる」

[ 2011年6月11日 06:00 ]

「サムライ ALL JAPAN」の練習でキャッチボールを行う大塚

 レッドソックスの松坂大輔投手(30)が10日(日本時間11日)、ロサンゼルス市内の病院で右肘の腱修復手術(トミー・ジョン手術)を受ける。執刀するのは肩と肘の権威のルイス・ヨーカム医師。手術時間は約2時間で、抜糸までは安静を求められる。

 初めて経験する大きな手術だけに周囲を含め、不安は大きい。レンジャーズ時代の07年に右肘を痛め、08年にトミー・ジョン手術を経験した大塚が、取材に応じ「絶対に良くなるので、トレーナーの言うことを聞いて焦らずにやってほしい」とあらためてエールを送った。大塚は松坂に電話で手術に関するアドバイスを求められ、相談に乗った関係でもある。抜糸後は下半身のトレーニングから再開。完治まで8~12カ月を要するが、「治れば(結果は)ついてくるので、マウンドに戻ってきてほしい」と話していた。

 ≪大塚も復帰へ執念「7月には…」≫大塚は現在、サマーリーグの「サムライ ALL JAPAN」の投手兼任コーチを務めながら、右肘手術からの復活を期す。自身の今後について「7月には(試合で)投げられる状態になれば」と話した。練習ではキャッチボールや遠投をこなしている。「力が衰えて離脱したわけではない。日米(プロ野球)どちらでも通用するレベルまで、納得するまでやる」と松坂に負けじと復帰への執念を見せた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年6月11日のニュース