星野監督 制球力向上へ若手投手をフリー打撃起用

[ 2011年6月11日 06:00 ]

ベンチで話す楽天の星野監督

 楽天の星野監督が、若手投手の制球力向上へ異例のプランを明かした。

 10日、Kスタ宮城で行われた全体練習に参加した指揮官は、フリー打撃を三塁ベンチから見守りながら「育成の投手や2軍の若い投手を1軍のフリー打撃に登板させたらいいかもしれない」とのアイデアを明かした。狙いは制球力アップで「6、7割の力でストライクを取る感覚を養える。2軍よりもいい打者に投げることができるしな」。春季キャンプの調整としては珍しくないが、シーズン中となれば異例の練習だ。

 投手出身の星野監督の怒りを買うプレーの一つが余分な四球。これまでも2死から四球を許した投手に対して「リズムを崩す」と反省を促し、不調の打者への四球には「何で打てない打者に塁を与えるんだ」と不満を口にしている。四球減への意識は1、2軍ともに不可欠。フリー打撃を通じて、まずは若手から制球力アップを図る。

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2011年6月11日のニュース