ソフトB強い!「10」&「5」連勝で“マジック3”

[ 2011年6月10日 06:00 ]

<ソ・巨>5連勝を飾りタッチを交わす内川(左から3人目)らソフトバンクナイン

交流戦 ソフトバンク2-0巨人

(6月9日 ヤフーD)
 止まらない。ソフトバンクは5連勝で交流戦の優勝マジックは「3」だ。「節目のヒットを福岡で打てて良かった。8回はどんなボールでも飛びついてやろうと思っていた」。お立ち台で笑顔をはじけさせたのは内川だった。

 6回1死で右前打。史上265人目、節目の通算1000安打を達成すると、1点リードの8回には貴重な追加点をチームにもたらした。1死一、三塁で右犠飛。充実した投手陣を考えれば、ダメ押しともいえる2点目だった。

 10連勝が止まっても、再びの5連勝。ベンチも笑顔が絶えない。4回2死二塁で、先制の右中間二塁打を放ったカブレラは「東野は“カブレラさん嫌い!”と思ってるはずだよ」とニヤリと笑った。5月26日の対戦(東京ドーム)でも、0―1で迎えた8回に代打で逆転二塁打を放った。自分では本塁打と思い込み、慌てて二塁へスライディング。「いい感触だったんだけどね。ノーパワー。ウエートトレーニングしないと!」と得意のジョークも滑らかだ。

 「勝ちながらやっていけるのは凄くうれしい。負けたら記録も個人の喜びになってしまうので」と内川。まさに無敵の鷹軍団。最速で12日にも交流戦Vが決まる。

 ≪最短Vは12日≫ソフトバンクの交流戦優勝マジックは対象の日本ハムが勝利、オリックスが引き分けだったため、1つ減って3。最短Vは12日に延びた。なお優勝の可能性を残すのは5位の西武まで。

 ◆内川(ソフトバンク)通算1000安打 9日の巨人4回戦(ヤフードーム)の6回に東野から右前打を放って達成。プロ野球265人目。初安打は横浜時代の02年4月24日の中日戦。

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2011年6月10日のニュース