広島10連敗でストップ!松山プロ初弾でGに0・5差

[ 2011年6月10日 06:00 ]

<西・広>ヒーローインタビューを終え球団マスコットのスライリーから強烈な祝福をうける松山

交流戦 広島5-1西武

(6月9日 西武D)
 広島が長いトンネルから抜け出した。勝利の儀式は5月24日のロッテ戦(マツダ)以来16日ぶりだ。広島ファンで真っ赤に染まった西武ドーム右翼席に向かって初々しくお辞儀を繰り返したのが4年目の松山だった。

 「球界を代表する投手から打てて自信になるし、今までで一番うれしいです」。2点リードの6回、涌井からプロ初アーチ。涌井に完封されてから始まった泥沼の10連敗。因縁の相手をダメ押し2ランでマウンドから引きずり降ろした。チームにとっても12試合ぶりの本塁打、5得点以上は5月14日以来だ。

 九州国際大では全日本大学選手権で早大・斎藤(日本ハム)から安打を放った松山だが、ここ2年間は2軍暮らし。今季から巨人・小笠原を参考にした打撃フォームにして、持ち前の豪快さが戻った。「確実性もあって長打もあるというのが一番。今年はこれで行くと決めましたから」とまん丸の顔を紅潮させた。

 交流戦はセの他球団ももたついて3位巨人とは0・5差。野村監督は「欲を言えばきりがないが1つ勝ってトンネルは抜けた」と前を向いた。

 ▼広島・バリントン(7回1失点で5勝目)調子はベストではなかったが、とにかく連敗を止めることができて良かった。

 ▼広島・小窪(捕邪飛でタッチアップなど、走攻守で活躍)出してもらえる限りは責任を果たしたい。

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