ソフトバンク5連勝でマジック3!巨人は4連敗で借金4

[ 2011年6月9日 20:08 ]

6回、通算1000安打を放ち、花束を手に笑顔を見せるソフトバンク・内川

交流戦 ソフトバンク―巨人

(6月9日 ヤフードーム)
 ソフトバンクが5連勝。先発ホールトンは緩急のある投球で打ち取り、8回4安打無失点で7勝目。馬原は6セーブ目。打線は四回にカブレラの適時二塁打で先制し、8回は内川の右犠飛で加点した。巨人は4連敗で3年ぶりの借金4。

 ソフトバンクは9日、ヤフードームで巨人と対戦。先発はホールトン。一方、3連敗中の巨人は東野が先発。8番に鈴木、9番に古城を入れ、流れを変えたいところだ。

 初回、巨人は坂本が四球で出塁。ところが藤村が送れず遊直。前夜復帰した小笠原は右前打を放ったがラミレス二ゴロ併殺で走者を生かせなかった。その裏、ソフトバンクも川崎が左前打で出塁、本多が送って1死二塁の好機をつくったが、内川、小久保ともに倒れ無得点に終わった。

 2回、巨人は2死後に長野が左前打で出たが鈴木二ゴロで無得点。ソフトバンクは3者凡退。3回はともに3者凡退で終わった。

 3回、ソフトバンクが先制した。2死後、小久保が3ボール0ストライクから打った球は右越えに二塁打。続くカブレラは右中間フェンス直撃の大きな当たり、小久保が生還する適時二塁打となった。

 5回はともに3者凡退。ホールトンと東野の投げ合いが続いた。

 6回、巨人がチャンスをつかむ。1死から坂本が三塁方向へセーフティーバント。これが見事決まって出塁した。藤村が送って二塁へ。さらに小笠原が敬遠気味の四球で歩いて一、二塁と攻め立てた。ところが坂本が三塁へ走ると小笠原もやや遅れてスタート。しかしこれは細川が刺してアウトに。前夜同様、チグハグな攻めが出てしまった。

 その裏、1死から内川が右方向へヒット。プロ入り通算1000本安打を達成したが、後続が抑えられ無得点。

 7回、巨人は先頭ラミレスが左前打で出塁。しかし阿部が二ゴロで併殺、チャンスをつぶしてしまった。谷も遊ゴロに倒れ、1点が重い展開が続いた。

 8回、ソフトバンクは1死から川崎、本多が連打で一、三塁に。ここで内川は右翼にきっちり犠飛を打ち上げ川崎が生還。貴重な追加点が入った。

 9回、ソフトバンクは守護神・馬原が登板した。馬原は坂本二ゴロ、藤村中飛、そして小笠原を空振り三振に斬って取り試合終了。

 試合後のお立ち台では7勝目のホールトンと1000本安打の内川が登場。ホールトンは「前回コントロールが悪かったので、そこを気をつけて投げた。東野投手はいい投手なので投げ合えばこういう展開になると思っていた」と話した。また連夜のお立ち台の内川は「(犠飛は)1点取ってその後点が取れない展開だったので、とびついても点を取ってやるという気持ちだった」と明かした。1000本安打については「ホームで福岡の皆さんの前で見てもらえたのが幸せです。これからももっともっとヒットをみてもらいたい」と元気に話した。

 これでソフトバンクは今季2度目の5連勝、対巨人4連勝で貯金を最多の21とした。交流戦Vマジックは3。一方の巨人は5度目の零敗。4連敗で今季最多の借金4となった。
 

続きを表示

この記事のフォト

2011年6月9日のニュース