東京国際大ベスト8進出 2戦連続タイブレーク制す

[ 2011年6月9日 06:00 ]

<東京情報大・東京国際大>勝利した東京国際大・古葉監督は決勝適時打の沖野と握手

全日本大学野球選手権2回戦 東京国際大3―1東京情報大

(6月8日 神宮)
 東京国際大の快進撃が止まらない。2試合連続で今大会から導入されたタイブレークを制し、初出場ながらベスト8進出。

 スタンドの大応援団からの声援を受け、古葉竹識監督は心地よさげに右手を振った。「ウチがこういうことをするためにできたような制度ですね。日本一?ここに来た以上はそういう気持ちじゃないと勝てない」。広島で日本シリーズを3度制している指揮官は、照準をしっかりと頂点に定めた。

 タイブレークに突入した延長10回1死満塁の場面。榊原が一ゴロに倒れ2死となると、すかさずベンチを飛び出し次打者の沖野にささやいた。「おまえなら打てるよ」。暗示をかけられた4番は中前に貴重な2点適時打を放ち試合を決めた。終盤まで接戦に持ち込み後半に勝負する。「耐えて勝つ」古葉野球はすっかりチームに浸透している。

 ▼東京情報大・西村正隆監督 選手は一生懸命やったので悔いはないです。この年(70歳)になって興奮できるのはうれしい。選手に感謝です。

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2011年6月9日のニュース