斎藤に後れを取った横浜右腕 過去と決別 プライド捨ててプロ仕様に

[ 2011年6月7日 07:28 ]

<横浜・西武>プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の須田

交流戦 横浜3―1西武

(6月6日 甲府)
 甲府で期待の新星が花開いた。横浜の須田が6回4安打1失点。登板8試合目にして、ようやくプロ初勝利を手に入れた。

 横浜の須田が6回4安打1失点。登板8試合目にして、ようやくプロ初勝利を手に入れた。

 早大では斎藤(現日本ハム)の2年先輩。3年春にエースナンバーを背負ったが、早実から入学直後の1年生・斎藤に開幕投手を譲った。

 「正直、つらかった。あの時は葛藤の連続だった」と振り返る。JFE東日本を経て斎藤ら大学の後輩とドラフト同期としてプロ入りしたが、斎藤には初勝利でも後れを取った。

 なかなか白星に恵まれなかった5月中旬、プロ入り後も続けていた休養日の自主トレなど社会人時代の調整法と決別。球団の栄養士には積極的に助言を求めた。素材は一級品。プライドを捨てて「プロ仕様」となって白星を追い求め、ようやく手にすることができた。

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2011年6月7日のニュース