楽天 またテコ入れ!田淵コーチ 打撃部門“解任”

[ 2011年6月6日 06:00 ]

<ヤクルト・楽天>星野監督(左)に話しかける田淵ヘッドコーチ

交流戦 楽天5-13ヤクルト

(6月5日 神宮)
 楽天が再び打線のテコ入れに動いた。球団は5日、田淵幸一ヘッド兼打撃コーチ(64)がヘッド専任となり、本西厚博打撃コーチ補佐(49)を打撃コーチに昇格する人事を発表した。5月16日にも計8人に及ぶコーチ陣の配置転換を行ったばかり。

 その際には打撃不振の責任を取って礒部公一打撃コーチ補佐(37)が2軍に降格した。しかしその後も打線は上向かず、チーム得点は両リーグ最少の98点。順位も最下位に低迷しており、そのため田淵ヘッドは打撃部門の職を「解任」される形となった。

 前日には試合を観戦した三木谷浩史球団会長(46)と、星野監督が会談。打撃部門立て直しへ、球団トップから今回の人事を指示された可能性が高い。田淵ヘッドは試合後「きのう監督から聞かされた」と語るにとどまったが、これで開幕時の打撃部門コーチが2人とも不在となる事態に、チーム最年長の山崎は「俺らが打てないから。申し訳ない」と話した。

 本西コーチは5月16日の人事で外野守備走塁から打撃部門に異動。米田純球団代表は「今後は本西さん1人で十分指導できるメドが立った。田淵ヘッドには打撃、守備、投手全てを見渡してもらい、統括機能を強化するためにヘッドに専念していただく」と説明した。

 ▼楽天・本西打撃コーチ(14残塁の拙攻に)細かいことをきっちりやらないと、ウチは勝てない。

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2011年6月6日のニュース