摂津プロ初完封「完投したかったので…ついてきてうれしい」

[ 2011年6月5日 18:19 ]

プロ入り初の完投が完封勝利となり、今季5勝目を挙げたソフトバンク・摂津

交流戦 ソフトバンク1―0広島

(6月5日 マツダ)
 ソフトバンクの摂津が広島打線を4安打に抑え、プロ初完投初完封で今季5勝目。「先のことは考えないで、1イニング1イニング丁寧に投げた」という29歳は、5回1死満塁のピンチもジオを三ゴロ併殺に打ち取るなど踏ん張り、初回に挙げた1点を守り切った。

 「完投したかったので、完封もついてきてうれしい」「初めてのことなので、すごくうれしい」「自分でもビックリ」。今季から先発にした右腕は、お立ち台で手放しで喜びを表現した。

 前回登板は勝利投手となったものの7回を122球。球数を反省していた。この日は高山投手コーチが「文句のつけようがない」というテンポの良い投球で107球で投げきった。直球は9回も140キロを超えていた。開幕ローテーションの中で唯一完投がなかったのが摂津だった。「みんな完投や完封をしていた。何とか自分も続きたかった」。好調な先発陣に刺激され、昨季まで2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いた右腕は念願を果たした。

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2011年6月5日のニュース