“ミラクル”平田だ!9回同点打&サヨナラ弾

[ 2011年6月5日 06:00 ]

<中・西>11回、平田は中越えにサヨナラ本塁打を放ち、大喜びでホームに向かう

交流戦 中日2-1西武

(6月4日 ナゴヤD)
 試合時間はほぼ3時間半を超え、あと1アウトで引き分け。劇的な一発で、デーゲームのヤクルトに続いて中日をリーグ20勝に乗せたのは中日の平田だった。延長11回2死。今季2号ソロが、サヨナラ弾となって左中間スタンドに飛び込んだ。

 「僕が最後やし、自分で決めようと思っていました。ホームランを狙っていました、正直。狙って一発を打ったのは1軍では初めて」。スライダーに絞って狙い打ち。サヨナラアーチは08年9月7日の横浜戦(ナゴヤドーム)以来2本目だが、その際は球団初、史上7人目の「プロ1号が代打サヨナラ弾」だった。持ってる男は9回1死一、三塁でも同点の左前打。試合を振り出しに戻し、そして最後に決めて、と独り舞台だった。

 チームの連敗は3でストップ。打線爆発、にはほど遠いが、平田の一発の裏には「2死走者なしで回ってきたら、分かっているだろうな」との荒木のゲキや、井端からも「抜けたスライダーを狙え」とアドバイスされた。その井端が「あいつは天才」と仰天した劇的弾。「あすはデーゲーム。皆さん、今夜はお酒を控えてください」。お立ち台でスタンドを沸かせた平田が、打線の起爆剤になる。

 ▼中日・落合監督(平田のサヨナラ弾について問われて)森野だよ。(10回の併殺打など1安打に終わった)森野がシャキッとしないことには。

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2011年6月5日のニュース