イチロー マルチ安打も上原にひねられた

[ 2011年6月2日 07:47 ]

オリオールズ戦の8回、上原(右)と対戦、見逃し三振を喫したマリナーズのイチロー

 マリナーズのイチローは1日、シアトルでのオリオールズ戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数2安打だった。内容は中前打、左前打、一ゴロ、見逃し三振で、打率は2割7分6厘。8回の4打席目は上原と対戦し、見逃し三振に終わった。マリナーズは1―2で敗れた。

 イチローは2試合ぶりの2安打。1打席目は中堅手の前にポトリと落ちる打球で、2打席目は遊撃手の頭上を緩く越える打球だった。ともに若手左腕マティスの内角変化球を詰まり気味に運んだ。

 だが、打線は2回に1得点しただけで、7回1失点と好投の先発ピネダを援護できずに1点差負け。ウェッジ監督は「よく投げた。後半になってどんどんよくなっていったのが頼もしい」と右腕をたたえる一方「使うわれわれの忍耐も必要だが、使われる側の進歩も見たい」と、不振の野手に奮起を求めた。

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