広島セ・リーグタイ　４戦連続零敗

＜楽天・広島＞８回無死二塁、三振に倒れ点を仰ぐ石井（左）

交流戦 広島０―３楽天

（6月1日 Ｋスタ宮城）
　雨の中、険しい顔つきで帰りのバスに向かう広島ナインにファンから罵声が飛んだ。「おまえら走って帰れ」。

　セ・リーグタイとなる４試合連続零敗、さらに４４イニング連続無得点で球団ワースト記録を更新し、ついに６連敗となった。

　「ベンチの雰囲気は悪くない。空元気かもしれないが、声も出ている。１つ穴が開けば、ズッと行くと思うんだが…」と野村監督。カンフル剤としてベテランの石井を今季初めて先発の１番に据えるなど、スタメンに６人の左打者を並べたが、効果はなかった。

　３回はエンドランの失敗もあり、この回だけで４安打を集めながら無得点の拙攻。９６年にヤクルトの４９イニング連続無得点のリーグワースト記録も見えてきた野村監督は「もう一つ腹をくくっていかないと。地元に帰って、頑張ります」と足取りも重くバスへと乗り込んだ。

　▼広島・今村（５回３失点で３敗目）全然駄目でした。防げる点を防げなかった。

　▼広島・町田打撃コーチ（不振の打線に）駄目駄目言っても仕方ない。やるしかないんだ。